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試合観戦記

PRIDE武士道 試合観戦記


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「PRIDE武士道 観戦記」

●PRIDE武士道
2003年10月5日(日) さいたまスーパーアリーナ

○ミルコ・クロコップ(1R/KO)ドス・カラスJr×
わずか46秒!左ハイキック一発!!!

○エメリヤーエンコ・アレキサンダー(判定3−0)アスエリオ・シウバ×
 *アレキサンダーはヒョードルの実弟
×小路晃(1R/KO)マウリシオ・ショーグン(ニンジャ実弟)○

(日本vsグレイシー 5対5対抗戦)
(大将戦)×浜中和宏(KO)ハイアン・グレイシー○
(副将戦)×高瀬大樹(判定0−3)ホドリゴ・グレイシー○
(中堅戦)○中村和裕(判定3−0)ダニエル・グレイシー×
(次鋒戦)×三島刄h根性ノ助(判定0−3)ハウフ・グレイシー○
(先鋒戦)○カーロス・ニュートン(判定2−1)ヘンゾ・グレイシー×
日本監督:吉田秀彦、グレイシー監督:ホイス・グレイシー

○セルゲイ・ハリトーノフ(1R腕ひしぎ十字固め)ジョイソン信長×
○ハリッド“ディ・ファウスト”(2R/判定3−0)ロドニー・ファベイラス×
×光岡エイジ(1R/アームロック)クリス・ブレナン○


◆武士道挑戦試合 「武士道」の前座という扱いでした。 「THE BEST」が武士道に組み込まれたような形です。 入場も曲なしで、交互に選手コールされ、ほぼ同時に選手がリングに登場する。 注目は光岡エイジ。 彼はPRE−PRIDEの第二回王者で、THE BEST、DEEPなどで 試合した経験がある期待のファイター。 しかし、対戦相手はUFC、パンクラス、修斗などで活躍する実力者。 試合は一方的にブレナンが柔術テクニックで圧倒し、最後もアームロックを完 璧に決め勝利! なかなかの実力者。 一方、光岡選手はいいところを出せずにリングを去ることになった。 ほかに注目選手はヒョードルなどが所属するロシアン・トップチームのセルゲ イ・ハリトーノフ。 コマンドサンボ最強という触れ込みは間違ってませんでした。 テイクダウンからマウント、パンチ、腕ひしぎと、ほぼ完璧な流れタップを奪 った。 ぜひ今後も参戦してほしい選手である。
◆カーロス・ニュートンvsヘンゾ・グレイシー ヘンゾはグレイシーの仲間を引き連れて入場。 一方はニュートンは白の胴着に、日の丸の旗を振って入場。観客は大声援で迎 えた。さすがに役者である! 試合はスタンディングからすぐにグラウンドでの攻防に移った。 最初はヘンゾが上になり、バックを奪ってスリーパーを狙う。しかしニュート ンが凌ぎ、すかさずバックを奪うという動きのある展開に場内が沸く。 そのまま両者がレベルの高いグラウンドで試合が進む。 1R最大の山場はヘンゾが足を取り、ヒザ十字を決めにいく。しかし技が決ま りかかるが、ニュートンが何とか技を解きピンチから脱出する。 両者持ち味が出た1Rであった。 最終の2Rはニュートンが積極的に攻め、ヘンゾはスタミナが切れだしたのか、 やや動きに精彩がなくなる。 ヘンゾはスタンディングでも後退するが、一瞬の隙を突いてフロントチョーク を決めにかかる。しかし完璧に決まらなかった。 あっという間に2Rが終了し、勝負は判定にもつれ込んだ。 判定は2−1でニュートン勝利!お互いが健闘を称える気持ちにいい試合であ った。 試合後ニュートンがマイクを握り、恒例の日本語で挨拶をした。 「みなさん応援してくれてありがとうございます。日本チームの1人として戦 えてとてもうれしいです。これからも日本チームで頑張りますよー。 みなさん応援してくださいね。どうもありがとう!またねぇ〜。」 とマイクパフォーマンスの後に、カメハメ波で締めた。
◆三島☆ド根性ノ助vsハウフ・グレイシー 気合は入りまくりのハウフに対して、三島は虎のマスク&マント、そして手に も人形をはめての入場。 総合ルール無敗という触れ込みのハウフは、ヘンゾの弟で、ハイアンの兄。 試合はブラジリアン柔術黒帯のハウフだが、三島がテイクダウンからグラウン ドで有利に攻める。 スタンディングでも三島が積極的に攻めて1Rはペースを握ったが、終了間際 に数発のパンチを受けてしまう。 最終2R早々にハウフは数発のパンチをヒットさせたが、すぐに三島がテイク ダウンを奪う。 三島は有効な攻撃を出したいが、逆に下からハウフがアームロック、腕十字な どで決まる寸前まで攻める。 そのまま試合は終了し、3−0でハウフに軍配が上がった。 残念ながら三島は敗れたが、積極的な攻撃で名勝負を演じた。またPRIDE のリングに上がってほしい選手である。
■中村和裕vsダニエル・グレイシー 今回の対抗戦で一番評価したい試合。 中村は日本柔道でトップクラスの実力者で、吉田秀彦の道場所属。デビュー戦 はノゲイラ弟に一本負けしている。 一方ダニエルはNOAH杉浦、新日本中邑から勝利し、日本マットで2連勝。 中村はK−1で試合した影響もあり、打撃力がアップしていた。 スタイルは王者ヒョードルと同じで、立ってはパンチで攻め立て、グラウンド で上になれば強烈な拳を落としていく。 ダニエルは下から腕十字などを狙うが、中村を脅かすほどではなかった。 2Rはスタンディングの展開になったが、やや中村が優勢に攻めポイントを奪 った。 試合は判定になり、3−0で中村がPRIDE初勝利を飾り、対抗戦も2−1 で日本がリードした。
■高瀬大樹vsホドリゴ・グレイシー 前回アンデウソン・シウバから見事に一本勝ちした高瀬。声援も日本チームで いちばん大きかった。 相手は高田道場・松井、パンクラス・佐々木を連破したホドリゴ。 いつもはチェンジマンで入場するが、今回はなんとキン肉マンのテーマソング &ロビンマスクのマスクをつけて入場。 試合はグラウンドでホドリゴが上からパンチ、高瀬が下から腕十字、三角絞め を狙う展開となった。 ホドリゴは高瀬の三角対策を練ってきたようで、相手の攻撃を完全に封じた。 しかしホドリゴの有効打も少なく、試合は淡々と進んでいく。 高瀬は一本を狙うも、技が決まることはなく試合は終了してしまった。 判定は3−0でホドリゴが勝利!対抗戦は2−2のタイにした。 残念ながら高瀬は見所を作ることがなく敗退。グラウンドで上になって攻める チャンスが作れなかった。
■浜中和宏vsハイアン・グレイシー 大将戦はハイアンから入場。こちらもロビンマスクを被り、中田英寿が使用し た「7番」のサッカー代表ユニフォーム。 一方の浜中は「氣志團」風の格好と曲で入場。 静かにスタートした試合は、まずはハイアンが胴タックルからテイクダウンを 奪った。 浜中は一度は立ち上がるが再びテイクダウン、そしてバックを取られ、ハイア ンに有利に試合を運ばれた。 そのままの時間が流れ、1R7分ぐらいでレフリーが試合を止め、試合を膠着 させたとして両者にイエローカードが提示された。 スタンディングで再開されてすぐに、お互いがパンチを出そうとした瞬間、浜 中は崩れ落ちた。 試合は、そのままストップされ、ハイアンのKO勝利が宣言された。 浜中はパンチによるダウンではなく、左ジャブを出したときに右ひざを痛めて のダウン。 突然のアクシデントで試合は終了した。対抗戦はグレイシーが3対2で勝利した。 今回の対戦は、グレイシー・チームから気迫を感じた。 常にセコンドには一族関係の人間が集まり、一致団結し勝利を目指していた。 一方の日本チームは吉田秀彦が監督になったが、ただ集まっただけで対抗戦と いう雰囲気が感じられなかった。
◆小路晃vsマウリシオ・ショーグン(ニンジャ実弟) 思うような結果が出せない小路、ヴァンダレイ・シウバと同じシュート・ボク セ・アカデミー所属ショーグンとの戦い。 ショーグンは兄ムリーロ・ニンジャと同じくアグレッシブな打撃で攻めるファ イター。実力は兄と同じく高かった。 試合は1R早々に小路がテイクダウンから有利に進め、足を取ってから一気に ヒザ十字固めを決める。 しかしショーグンが技をうまく解いてピンチを脱出する。 ショーグンはスタンディングでは小路を上回り、グラウンドに持ち込まれても すぐに立ち上がり、パンチで攻めた。 最後はショーグンが的確なパンチで小路をダウンさせ、レフリーが試合をスト ップした。 小路は無念な表情でリングを去った。
◆エメリヤーエンコ・アレキサンダーvsアスエリオ・シウバ  (アレキサンダーはヒョードルの実弟) 兄・ヒョードルと顔がそっくり、5歳年下の弟・アレキサンダー。体格は兄を 一回り大きくした198cm、115kg。 一方はアスエリオ・シウバはPRIDEで2連勝するも、ヒザの手術などで2 年間PRIDEリングから離れていた。 試合は体格で上回るアレキサンダーが常に有利にすすめ、組み付いてから力で 強引にダウンを奪い、拳を振り下ろした。 アレキサンダーはスタンディングでも的確にパンチを放ち、シウバに攻める隙 を与えなかった。 グラウンドで下になることの多かったシウバはスタミナを大きく消耗した。 そのまま時間が過ぎていき、勝負は判定に持ち込まれ2−1でアレキサンダー が勝利した。 アレキサンダーは経験を積めば、今後楽しみな存在であった。 一方アスエリオはヘビー級王座挑戦を視野に入れていたが、タイトル戦線から 一歩後退してしまった。
◆ミルコ・クロコップvsドス・カラスJr 11月にタイトル挑戦が内定しているミルコが、急遽「武士道」に参戦した。 ヒョードル戦に向け試運転というより、11月の対戦まで待ちきれず、ヒート アウトが必要とのことで試合を希望したミルコ。 そんな彼に対戦するのはプロレスラーであり、アマレス五輪メキシコ代表に選 ばれ、総合格闘技もこなすドス・カラスJr。 入場は叔父であるミルマスカラス、父ドスカラスでおなじみの「スカイハイ」 の曲で登場! 知る人は知るこのテーマ曲入場には熱くさせられた。 そしてミルコは、いつもDURAN DURAN「WILD BOYS」で入場。 試合はサウスポーのミルコに対し、左に回りながらテイクダウンを狙うドス・ カラス。 テイクダウンさえ奪えば可能性が見えてくるが、相変わらずミルコはタックル さえ許さず、逆にプレッシャーをかける。 そしてミルコが相手をコーナーに追い詰めたところに戦慄の左ハイキック。 当たりが浅かったように見えたが、ドスカラスJrは腰から崩れ落ち、さらに ミルコがパンチを一撃入れたところでレフリーが試合をストップさせた。 その時間わずか46秒! 圧倒的な強さでミルコは勝利し、11月のヒョードル戦に向けて万全なところ を見せつけた。 試合後、マイクを握ったミルコは 「こんばんは!元気ですか?(ここまで日本語で)  11月のPRIDEで。ヒョードル選手と戦うときにまた会いましょう!」

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